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お茶に関する記事


タイトル : 1日2杯、認知症予防 <2006年3月4日() 新聞掲載記事>

東北大、高齢者1,000人を調査   カテキン、神経細胞修復


 1日2杯の緑茶で認知症予防を・・・・・。記憶力などの著しい低下を招く認知症について、緑茶に多く含まれるカテキンが高い予防効果を持つ可能性があることが4日、東北大大学院医学系研究科の栗山進一講師(公衆衛生学)の研究チームの調査で分かった。

 認知症などの認知障害は、脳の神経細胞の損傷が一因とされる。カテキンが神経細胞の損傷を防いだり、修復効果を持つのは、マウスを使った実験で判明しているが、人間でも効果が裏付けられたのは初めてという。

 栗山講師らは2002年7〜8月、仙台市内の70〜96歳の男女1,003人を対象に、生活習慣や認知能力などを面接調査。緑茶の摂取量を基に全体を「週3杯以下」(16.9%)、「週4〜6杯、または1日1杯」(10.8%)、「1日2杯以上」(72.3%)の3グループに分類した。

 認知障害の度合いに関しては、簡単な図形を描かせたり、単語を覚えてもらうテストの成績を基に判定。緑茶摂取量との関連を調べる際には、糖尿病や高血圧、飲酒、喫煙などの要因が反映しないように調査した。

 その結果、「週3杯以下」のグループが認知障害に陥っていた比率を「1.0」とした場合、「週4〜6杯、または1日1杯」は0.62で、「1日2杯以上」は0.46と半分以下だった。
 さらに「1日2杯以上」を「1日2、3杯」「同4杯以上」に分けて比較したが、目立った差はなかった。

 栗山講師は「今後は、緑茶を飲まない海外の人を対象に、半数に新たに飲み始めてもらい、残りの半数との差を比較して調べたい」と話している。





タイトル : コエンザイムQ10を含有 煎茶でお肌つるるん 
<2005年11月29日() 中日新聞掲載記事>

静岡県立大 富田名誉教授ら発見
食品向け生産に弾み「水に溶けず・・・食べると効果あり」



 老化防止や美肌効果があるとされ、健康食品や化粧品などに使われている成分「コエンザイムQ10」が煎茶(せんちゃ)に含まれていることが、静岡県立大の富田勲名誉教授(72)らの研究で分かった。水溶性でないので飲んでも吸収されないが、県内で盛んになりつつある食品向けの抹茶粉末茶の生産に弾みがつきそうだ。      (松本利幸)


 コエンザイムQ10は、エネルギーを生み出す働きを促し、血管などの「さびつき」を抑える作用がある。体内で作られ、20歳をピークに加齢とともに体内の含有量が低下する。

 魚や肉類などからも摂れるが、少量のため、抽出してサプリメントなどとして製品化されている。

 富田名誉教授は7月からコエンザイムQ10研究の第一人者、神戸学院大の紀氏健雄教授(68)と共同研究に取り組み、煎茶100g中に5.4〜15.5ミリグラムのコエンザイムQ10が含まれていることを突き止めた。

 ただ、コエンザイムQ10は水に溶けないため、普通にお茶を飲んでも吸収されない。

 飲むのではなく、食べるのなら効果は期待できるお茶の成分がすべて含まれる抹茶や粉末茶は、最近、静岡県内各茶産地で食品向けの生産が増え、特に浜松市天竜、龍山地区や静岡市で盛ん。食品会社などがより上質な香味に加え、付加価値の高い粉末茶を求めていることが背景にある。

 富田名誉教授は「生葉での含有量などを、今後調べる必要があるが、食べる茶や食品に利用しやすくなる」と話している。





タイトル : 緑茶で “糖尿病・高血圧” 予防 
<2006年4月5日() 新聞掲載記事>

掛川市立総合病院 鮫島副院長ら発表

活性物質(アディポネクチン)増加作用



 緑茶に糖尿病や高血圧などを改善する生理活性物質アディポネクチンを増やす作用があることが4日、掛川市立総合病院緑茶医療研究センターの研究で分かった。副院長兼研究センター長鮫島庸一医師(56)らが発表した。

 肥満や糖尿病の背景にあるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の抑制効果が期待され、緑茶の付加価値がさらに高まりそうだ。

 アディポネクチンは脂肪組織が分泌するホルモンのような働きを持つ因子。同シンドロームとの関係が注目され、世界で研究が進んでいる。

 鮫島医師らは難治性C型慢性肝炎で、インターフェロンなど標準的治療法に緑茶を併用し成果を挙げているが、その要因の一つにアディポネクチンの増加が考えられたため、同肝炎の治療開始前の患者24人に1ヶ月間、掛川産緑茶の粉末を毎日6グラム飲んでもらい、血中のアディポネクチン濃度を調査した。

 その結果、飲む前に1ミリリットル平均11.5マイクログラムだったのが、平均12.6マイクログラムに。飲む前に20マイクログラム以下だった人は平均約20%増え、統計的にも確かめられた。

 鮫島医師は「緑茶が標準的治療法の効果を阻害する要因を取り除いており、その一つがアディポネクチンの増加ではないか。肝炎治療だけでなく、より安全で安価なメタボリックシンドロームの予防法につなげていきたい」としている。


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