お茶に関する記事


タイトル : コエンザイムQ10を含有 煎茶でお肌つるるん 
<2005年11月29日() 中日新聞掲載記事>

静岡県立大 富田名誉教授ら発見
食品向け生産に弾み「水に溶けず・・・食べると効果あり」



 老化防止や美肌効果があるとされ、健康食品や化粧品などに使われている成分「コエンザイムQ10」が煎茶(せんちゃ)に含まれていることが、静岡県立大の富田勲名誉教授(72)らの研究で分かった。水溶性でないので飲んでも吸収されないが、県内で盛んになりつつある食品向けの抹茶粉末茶の生産に弾みがつきそうだ。      (松本利幸)


 コエンザイムQ10は、エネルギーを生み出す働きを促し、血管などの「さびつき」を抑える作用がある。体内で作られ、20歳をピークに加齢とともに体内の含有量が低下する。

 魚や肉類などからも摂れるが、少量のため、抽出してサプリメントなどとして製品化されている。

 富田名誉教授は7月からコエンザイムQ10研究の第一人者、神戸学院大の紀氏健雄教授(68)と共同研究に取り組み、煎茶100g中に5.4〜15.5ミリグラムのコエンザイムQ10が含まれていることを突き止めた。

 ただ、コエンザイムQ10は水に溶けないため、普通にお茶を飲んでも吸収されない。

 飲むのではなく、食べるのなら効果は期待できるお茶の成分がすべて含まれる抹茶や粉末茶は、最近、静岡県内各茶産地で食品向けの生産が増え、特に浜松市天竜、龍山地区や静岡市で盛ん。食品会社などがより上質な香味に加え、付加価値の高い粉末茶を求めていることが背景にある。

 富田名誉教授は「生葉での含有量などを、今後調べる必要があるが、食べる茶や食品に利用しやすくなる」と話している。


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